金正恩氏

3月5日に北朝鮮を訪問した韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は、金正恩氏と会談した。

鄭義溶氏によると、金正日氏は「北朝鮮への軍事的脅威が解消され、体制の安全が保障されるならば、非核化について米国と協議する用意があると述べた。」と伝えている。

 

この発言により、韓国は北朝鮮と4月に首脳会議を開くことになったのですが、文大統領は北朝鮮の核の廃止と将来的な南北朝鮮の統一の足掛かりと考えているようです。

 

はたして北朝鮮の金正恩氏の真意はどこにあるのでしょうか。金正恩氏は、核を保有することが体制の維持につながるとして、核を放棄することはないと繰り返し主張していました。

 

ここにきて、今までの方針を変えたのでしょうか?それとも他に考えがあるのでしょうか?

スポンサーリンク

金正恩氏の目的は、時間稼ぎと制裁の緩和か?

 

時間稼ぎと言われるのは

北朝鮮の核開発は、最終段階に来ていると言われています。

南北首脳会談が4月末の予定ですので、階段が終わるまでは約2ヵ月間の時間的余裕ができた事になります。

この間に北朝鮮は、ミサイルの発射や核実験はすることはないのですが、それ以外の準備は当然継続して行うことは間違いありません。

 

それに、アメリカの北朝鮮への武力行使もその期間中は、心配することもありません。

 

制裁への緩和と言われるのは

北朝鮮の経済情勢は、これまでにない危機に瀕していると言われています。

 

これは、北朝鮮が今までかって無いほどの厳しい経済制裁を受けているからで、各方面にその厳しい北朝鮮の経済状況が表れています。

北朝鮮船の日本海における不法操業による漂泊船の増加なども北朝鮮の経済状況の悪化を示す1つの例にすぎません。

 

かって、幾度となく繰り返して来た北朝鮮の経済制裁の緩和や境内的援助を受けるために平和会談に臨み結果的には約束を反故にしてきた過去があります。

 

今回もその様な考えを持っていると考えられないこともありません。

 

南北首脳会談が成功したら?

 

南北朝鮮の統一という問題は別の問題として置いておくとしても、もし仮に北朝鮮が核を放棄することによって、現体制が維持されるということになった場合、問題は無いのでしょうか。

 

現在の北朝鮮の金一族のための独裁体制は、非人道的で個人の自由とか人権は全く無視された世界から非難を受けている体制です。

 

核を放棄したから、現体制が維持されるというのも悪を認める結果になり、反対するものも多いと思います。

 

それとも、北朝鮮の一般国民の人権は他国がとやかく言う必要がなく、北朝鮮の国民が自分たちで勝ち取って行くものだと、突き放すような考え方で良いのでしょうか?

 

アメリカの対応は?

まず、米韓合同軍事演習がいつ行われるかきになるところです。通常は3月~4月に行われるのですが、今年は平昌オリンピックで延期になっています。

一部4月に行われると言われていましたが、今回の4月末の南北首脳会談のためそれ以降になる可能性が出て来ました。

アメリカの正式発表はまだありませんが、注目される点であると思います。

 

一番気掛かりなことは、やはりアメリカの北朝鮮に対する軍事力の行使があるのかということです。

 

既にアメリカは、北朝鮮との戦争に対して具体的な作戦を立て詳細な検討段階に入っているようですが、当初4月に北朝鮮を攻撃するという見方がありました。

 

トランプ大統領は南北首脳会談を歓迎し、様子を見守っているいるということで、会談が成功しても失敗に終わっても、対応していくとしています。

 

アメリカが北朝鮮に武力行使をするかどうかは、南北首脳会談の結果次第ということになります。

 

戦争が回避できるかどうか、北朝鮮にとって最後のチャンスとなることは、間違いないと思います。

スポンサーリンク